Google for Entrepreneurs Tokyo 2012で表彰されました!

9月26日(水)にGoogleが主催する、Google for Entrepreneurs Tokyo 2012という
スタートアップイベントに行って来ました。


まぁ...、全世界で開催されているスタートアップを支援するイベントですね。

当日はDeNA共同創業者の川田さんの講演、ピッチと並行して別部屋でGoogleのProduct紹介、表彰式、
PM Directorのケントクさんのスピーチという流れ。
メインコンテンツはスタートアップ12社によるピッチです。
幸いザオリアは事前審査を通過して、この12社の中に選ばれました。


エレベーターピッチの審査員は以下の通りで、とても豪華な顔ぶれにちょいとビビりました。
・川田尚吾氏(株式会社ディー・エヌ・エー 共同設立者/エンジェル投資家)
・高宮慎一氏(グロービス・キャピタル・パートナーズ パートナー)
・徳生健太郎(Google 製品開発本部長)
及川卓也Google シニア・エンジニアリング・マネジャー)
・賀沢秀人(Google シニア・エンジニアリング・マネジャー)


そして、栄えある舞台に立てた参加企業は以下のとおりです(G4EW Tokyo2012 アジェンダより抜粋)。

a. イデアリスタ㈱:MYTRACKs
b. ㈱we-b:log
c. U-NOTE㈱:U-NOTE
d. ザオリア㈱:Launch App
e. TraveRing:TraveRing
f. Azcrap:ReeP
g. trippiece:trippiece
h. Orange㈱ :TRIPRO
i. 軒先㈱ :軒先パーキング
j. ライフスタイルデザイン :8ppy
k. イベントレジスト㈱ :EventRegist
l. ㈱落し物ドットコム :落し物ドットコム


顔ぶれを見て、スタートアップ界隈を賑わせている企業が数社やはり出てきています。
この中にいるイベントレジスト社はGoogle出身者が作った会社で、しかも私と同じ部署にいましたww

エレベーターピッチを見ていて、思ったのが3分間という短い時間の中で、「誰の」「どんな問題を」
「どのように解決するのか」を端的にプレゼンしなければならず、資料の見やすさ、スピードやリアル感、
何がしたいのか、というのは聞いていて各社差がありました。
KeynoteやPreziのプレゼンツールで綺麗に着飾っても、本質は上述した3つに尽きると想います。

ちなみに当社は「Andoridアプリディベロッパーがアプリをリリースする前にユーザーが本当に欲しいアプリなのかを
ヒアリングでき、クラウドソーシングでフィードバックが貰えるサービス」という流れでピッチしました。

さて、12社の中から5社が表彰対象となります。表彰は各審査員が1社づつ良いと思った企業を決めていく方式なのですが、なんとその中にLaunchAppが表彰されました!
当社はグロービス・キャピタル・パートナーズの高宮さんに選んで頂きました。

受賞理由は
1. ビジネスモデルが面白い
2. ユーザーのインセンティブ設計が上手い
3. 成長市場に目を付けている
4. マネタイズが見えている
5. 顧客の問題が明確

....と言ったあたりでした。
もしかしたらグローバルに展開出来る可能性がある、ポテンシャルを感じる、とコメントを頂きました。
そして、表彰された企業には25日に発売されたNEXUS7を頂戴しました!

(ヤッター!会社の検証機として使わせて頂きます。ありがとうございました!)


イベント終了後は参加者同士の交流会があったのですが、この時は審査員の方に
LaunchAppのアドバイスを頂いていたので、他の起業家と交流が出来なかったのが心残りです。
特に川田さんからはビジネスの課題も指摘してもらい、近いうちに報告の機会も設けていただくことになったので、
今後が楽しみだと、一言頂戴しました。

どんどんLaunchAppのユーザーを増やしいてき、アプリ開発者さんの期待に答えられるサービスにしていきたいと思いました。
最後に素敵なイベントを主催してくれたGoogleとG4EW Tokyo運営スタッフ(元同僚たち)に感謝します!

Launch Appをリリースしました(事後報告)

事後報告になってしまいましたが、Launch Appを9月20日(木)に無事にリリース出来ました(もう1週間以上経過している…)。

リリーズ後にイケダハヤトさんのブログVenture Now様に取材もして頂けました。

おかげさまで、ユーザーさんも一気に増え、お問い合わせも沢山あり、幸先の良いスタートを切れました。


MBA在籍中からクラウドソーシング事業をやりたいと想い描いていたので、ようやくスタートを切れたことに嬉しく思います。
社名のZaoriaもギリシャ哲学の概念であるTHEORIA(テオリア)をもじり、「群衆の叡智」に関するものとしているので、Launch AppがAndroidアプリディベロッパーの開発問題に「群衆の叡智」で解決できるよう、全力を尽くしていきます!

「何のためにビジネスをするのか」を再認識したスタートアップの文化祭

9月22日(土)にサムライベンチャーサミットというスタートアップのイベントに参加してきた。5月に起業をしてから、ステルスモードだったのでザオリア㈱として公に出たの初めてであり、ある意味デビュー戦となった。

主催者によると700名超の参加者がいたようで、熱気がムンムンしてた。出展ブース又はピッチに参加するためにイベントへ参加いしてたスタートアップは50社以上あり、我々とほぼ一緒の時期に起業をしたと思われる、つまりスタートアップ同期が集まるイベントだ。知人の起業家も何名か参加していて、この中からスターダムにのし上がって行くスタートアップが出ると想像すると、身が引き締まる思いだった。

ウチはブース出展+ピッチ(2分間のプレゼン)に参加させてもらったんだけど、このイベントを通して“Launch App”のお客さん候補とユーザー候補の双方と直にお話しが出来たのは貴重な体験であったと共にビジネスの初心に帰れた気がした。


起業をして、ビジネスをやる以上お金儲けは大切なファクターなのはもちろんなんだけど、「誰かの問題を解決して、喜んでもらう」ということを再認識した。これを実現するために仕事を頑張れるし、楽しいと感じるんだよね。そして、社会に貢献するからこそ初めてお給料がもらえる、というスタンスの大切さ。ビジネスを2年半していなかったから、しばらく忘れてたわ。
ウチに興味を持ってくれたお客さん候補はやはり何かしらの問題を抱えていて、解決策を探していたし、幸いなことに質問もたくさん頂けた。

10時間近く出展ブースでたくさんの方と対面をしていて事業仮説が正しいのかも、と感じた(まだ分かんないけど…)。


イベントが終わった後にIncubateFundの佐々木さんと話しをしていて、「こういうイベントを通して、皆で頑張ろう!というスタートアップコミュニティっていいっすよね」と言ったら、「井上さん、1年後もここに居るようじゃダメッスよ。早くこのコミュニティから抜けだして下さい」と返され疲労困憊だったけど、眠気が一気に冷めた。
確かに、そうだと思えた。スタートアップコミュニティに居るというのはあくまでも経営をする上での通過点でしかなく、自分たちの目標はそこには無いんだと、意識が朦朧とする中我に返った。

立ち上げ当初に掲げた目標がいつの間にかボヤけてきて、生き残ることを目的化するといつまで経ってもスタートアップコミュニティから抜け出せないし、気づいたらスタートアップではなく零細企業になってしまう、と。来年の今頃はまた元気のいい起業家が出てきて、顔ぶれも全く違う人達が活躍していると想像すると、それ以上に成長して行かなければ市場から淘汰されていく。